2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

最近面白い事を知った.「村八分」というのは大昔の日本にあったことかと思っていたら、なんと現存するという事実.横浜という自由な都市で生まれ育って、早くから日本を飛び出したので、そういうことすら知らなかった私には、とても新鮮な面白い事実で、沢山のことの説明になる.

面白いのは、「村八分」の裁判があったという.ウィキペディアからの引用: 新潟県関川村沼集落において、2004年春お盆のイワナのつかみ取り大会において「準備と後片づけでお盆をゆっくり過ごせない」と一部の村民が不参加を申し出た。 集落の有力者が「従…

6月後半に(38年ぶりに)スウェーデンへ行って、非常にショックを受けた.スウェーデンは世界最初の社会福祉国家(1930年半ばから)1971年(有名なストックホルム会議)には環境汚染問題を「地球規模の問題」とした最初の国だ.

英国に留学していた時、デンマーク人の友人がいてある冬休みをデンマークとスウェーデン南部で過ごした.想像通りの素晴らしい国.人々は高い生活水準であるにもかかわらず、とても節約家でしかも社会がそのようになっていた.友人は、デンマーク大学の言語…

世界の環境問題と経済は密接な関係があることは、だれでも気がついている.そこで、幾つかの例をあげて説明したい.

日本には、現在進行している放射能汚染が深刻化しているが、同じように深刻な環境や社会問題が山のようにあるのはご存知だろうか?ソマリアを中心に東アフリカの飢餓 世界各所での原生林の伐採. 中国全土の環境汚染と公害. 世界各所での砂漠化 インドの環…

国や大都市の予算などは、額が大きすぎてなかなか理解できない.しかし、解る範囲の小さいところを見ると、なぜこんなことが?という疑問だらけだ.

今日の「毎日jp」のニュースに「東日本大震災:仮設住宅に緑のカーテン 季節外れなのに・・」という記事があった. 岩手県で約8000戸、福島県で約5000戸の仮設住宅にゴーヤの苗を植えたプランターを設置するという.厚生省が被災7県に(7月)通知をだし、…

ツァイトガイストはドイツ語で、時代の精神という意味.政治運動や宗教団体でもない.誤解されやすいということと、日本ではほとんど理解されていないので、解りやすくもう一度説明しようとおもう.

ツァイトガイスト(以下ZMと略す・Zeitgeist Movement)は最初、ピーター・ジョセフというニューヨークのアメリカ人が、現代社会の矛盾や問題の根拠を追求し、自分自身を納得させるためにドキュメンタリー映画・The Movie を1997年に作った.これは利益のた…

商品というモノについてのとても解りやすいビデオを見つけた.日本語字幕付きで4本ある.モノが溢れている時代だけど、現代の経済の仕組みを理解し、責任のある消費を心がけようという発想だ.ビデオ自体はアメリカ人が作ったものだけど、全く日本の現状にも当てはまる.

商品の一生には5つの過程がある. 1.資源の採取、または搾取 2.生産 3.流通 4.消費 5.廃棄 こういうシステムで流れている.この全ての工程で今、行き詰まりによる大問題が生じている.どうしてかというと、地球は有限なので、1から5へ一方向へ…

外国語は、日本にいるにしても慣れた方が良い.現代は勉強や学習が無料でできる.

数年前にスカイプで知り合ったフィリピンの英文学専攻の女学生が「スカイプで英語を教えて大学の授業料を稼いでいる」というので、早速私のお店の常連だった人たちを数名紹介した.語学ができないことを自慢するような人たちだが、一応大学まで英語を勉強し…

電化製品について書き忘れたので前回の続き.私は基本的に家庭電化製品はあまり必要だとは思っていない.現在のアパートでも1年近く掃除機なしで過ごした.

一ヶ月ほど前に掃除機とテレビを買ったが、理由は今住んでいるアパートを人に又貸しして、別の国へ行く計画があるからだ.(その後ベルギーが面白くなって、計画はどうするか思案中)日本の人々は実に良く家庭電化製品を買い替えるが、ベルギーでは一度買っ…

日本や世界中の犯罪のニュースを見ていると、ほとんどの場合、根底には必ず「お金」が絡んでいる.巨大な企業や権力が更なる利益のために、犯罪を犯す場合、弱肉強食で潰れそうな中小企業が、生き延びるために詐欺などの犯罪を犯す.食べるものがないホームレスや失業者が食べ物を盗んだり、窃盗を犯す・・・・

日本のホームレスのほとんどは、自分たちの置かれた立場を自分がいけないのだ、と思い込んでいるが、そうではなくて「貨幣資本主義」は、イス取りゲームと同じで必ず外にはみ出す人々を作るのだそうだ.何十人も使って会社を経営していた人が借金まみれにな…

オープンソースの思想は、世界中のどんなに恵まれない環境にいる人たちもパソコンとネット接続で、世界トップクラスの教育を受けられるという民主化への道を作った.

iTunes Store を開くと、ミュージック、映画、などの項目と「iTunes U」がある.これはユニバーシティの意味で、世界の800以上の大学や研究機関が沢山の講座をビデオやオーディオで完全公開している.もちろんすべて無料で一流の大学などの講座を、好きな時…

人々が必要なのはお金ではなく、衣食住.そしてきれいな水と空気と美しい自然と安全で楽しい社会.「幸せになるためには、お金を稼がなければいけない」というのは、大企業が寄り添った権力が、人々をそのように誘導したためではないだろうか?

この10年ぐらいで、沢山の人々が「貨幣社会」の弊害に気付き、社会を変えようとしている.お金儲けしか頭にない人なら、それで大金を稼いだはずなのに、あえて無料にした例をいくつか挙げてみる.★まず最初に、今はだれでもが当たり前のように使っているネッ…

「ツァイトガイスト」というムーブメントが、世界的に広まりつつある.元々は数年前に、ピーター・ジョセフというアメリカ人が、金融資本主義を含めた現代社会の在り方に疑問を持ち「自己満足のために趣味で作った」フリーのドキュメンタリーが、沢山の人たちにショックを与え話題になった.

その後、ピーターがフレスコというフューチャリストに出会ったことや映画が沢山の賞を獲ったことで、世界的なムーブメントとして始まった.最初のドミュメンタリーは2007年に発表された時点では、作者のピーターは金融資本主義が世界の悪の根源であるとしな…

日本を含めた世界中がおかしなことになっているが、私が思う日本独自の問題点を書いてみる.

1999年に久々に日本に戻って、暫くすると少しずつ周りの様子が見えてきた.最初に感じたことは現在でもそのように感じている.私が10代のころ、1960年代に比べるとずっといろいろな意味で、閉鎖的になってしまった.若い人々は日々良くなっていると思い込ま…

日本の負債がGDPの1.8倍で、世界最高だという記事を読んだ.世界で一番働き者で真面目な人々の国で、変だと思いませんか?ほとんど倒産寸前で暴動さえ起こっているギリシャの負債がGDPの1.5倍、同様にアイスランドが1.2倍だと言う.

もちろんアメリカや世界中の国で「負債がない国」は多分存在しない.でも、尚更この経済のシステムはどこか構造上の欠陥があるのではないかと思う.人間の経済活動は元々人が生きていくために必要な衣食住を満たし、更にはできるだけ沢山の人々を幸せにし、…

世界のどこに住んでいても、今はもうのんびりとした生活はできない時代に突入してしまった.長らく続いた金融資本主義が分厚い壁にぶち当たり、民主主義にも疑問が出ていることをみなが経験している.それに、地球が有限であるという事実、抑制できない人口増加を考えずに、ビジネスをしたり生活することはできない.

洗脳や誘導されないため、または独りよがりで将来性のない、無駄なことにお金や時間を使わないためには、世界をできるだけ俯瞰的に見る必要がある.まだ横浜で飲食店をやっていた2008年ごろ、ある常連客が、「友人が新しく本屋を開店するので、手伝うことに…

私の一番苦手な話題が「経済」苦手というより、十代のころからずっとどういう訳か「お金」という話題には、アレルギーのような嫌悪感があった.

不思議なことに、この歳までそれで生きてこられたのも偶然というより、欧州大陸は日本や米国式の究極の資本消費主義には至っていなかったのかもしれない.そういう世界で大人時代の大部分を過ごした後、1999年(母の面影を追い求め)から2010年まで横浜で生…

抑制できない世界の人口と消費主義で、人類絶滅の危機がある.それなのに先進国の大部分は、人口増加を推進している.変だと思いませんか?

現在の世界の人口は、私が生まれたころ、60年前の3倍.そして私が日本を最初に離れたころの2倍に膨れ上がっている.まだ地球の人口が今の半分だった頃、1970年頃に出版された「人口爆発・Population Explosion」では、世界の人口増加が様々な問題を引き起…

今日の”世界はおかしい”は、一つ楽しい変な話と、まじめに変だと思う話.地球の土地はだれのもの、がテーマ.

最近フェイスブックの友人に進められて読んだ「The Pirate's Dilenma・海賊のジレンマ」という本の中に、どこの国の領海にも入っていない、放棄された第二次大戦中の海の要塞を独立国として宣言した人の話があった.場所は英国のFelixstone の英国領海の外に…

私のフェイスブックの知り合いの9割以上は、環境問題や動物保護、人権などを真剣に考え、現実に活動している世界中の人々だ.2千人ほどの活動家と、ネットを通してコミュニケーションをしていて気付いたことを紹介したい.

その中の100人ぐらいは実際に会っている人々、博士号をいくつも持っている科学者や政治学者たち、何十年もその分野で活躍し、沢山の著書を出版、発表している人々だ.要するに、私と交流のある2千人近くの活動家は、真剣に地球のことを考えている人々なのだ…