2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

この二つの理由で人類は100年以内に絶滅する、と主張する科学者の記事を数ヶ月前に読んでショックを受けた.天然痘を撲滅させるために貢献したフランク・フェンナーというオーストラリアの科学者だ.

以前書いたように1999年に日本に戻った時の最初の逆カルチャーショックは、女性蔑視がより悪い方向へいっていることだが、次の逆カルチャーショックは日本の「消費主義」.日曜日などの休日に、家族でショッピングセンターやデパートなどに行くことが、娯楽…

簡単で解り易い情報操作記事があったので、紹介したい.

フェイスブックの知り合いが書き込んだサンケイの記事「光速超えるニュートリノ・・」は、私もこういうニュースは大好きなので即読んだ.そして勿論他のメディア(英仏語)の記事も読んで、ひとつ考えさせられた.それは、事実は「スイスのジュネーブ郊外に…

昨晩ベルギーの国営第一放送で「経済とお金」の番組をやっていた.その中で「自発的に行なう質素生活」をする人たちを紹介していたが、すでに何千もの人々ができるだけお金を使わない反消費主義の生活をしているという.

様々な意見を持っている経済学者や大学教授のインタビューで驚いたのは、はっきりと「消費・資本主義を否定」する教授たちがそれに沿った授業をしていること.共通している考えは「有限である地球資源を基に、無限に利益を追求する大量消費の資本主義を成立…

数ヶ月前にベルギーで「公共の場でのブルカ(アラブの女性が顔を隠す為にかぶる衣装)禁止」の法律が施行された.何年もの間議論され、昨年議会で可決された法律で世界で二番目(最初はフランス)の施行となった.

ベルギーにいるほとんどの回教徒の女性は、ヒジャブと呼ばれるスカーフで髪の毛と首を隠すぐらいで、顔は出している.目以外は隠すブルカ禁止の法律に関係する女性は30人程度だと言う.私自身は見たことはないが、施行当日か翌日には数名が逮捕され、罰金刑…

日本を離れ一年以上になるが、改めて日本人のマスコミ信仰の根が深いことに気がついた.

原発事故が切っ掛けで、日本の権力3兄弟(大企業、官僚、マスコミ)のウソや情報操作のことを話す人々が増え、昨日の反原発デモも6万人を集める一大デモとなったことは、世界中で報道された.非常に喜ばしいが、問題はまだ山積みとなっている.私は4月頃…

グローバル化と資本主義の矛盾

世界状況を知れば知るほど矛盾だらけで、一体世界はどこへ向かっているのだろうという疑問が湧いてくる.今日はその矛盾の一つ「食・動物と海の生物」の話.一生懸命真面目に働くことの理由はより良い生活(より幸せになるため)のためのはずが、何だかおか…

欧州のテレビでは、連日911の真相について過去のドキュメンタリーの数々を放映したり、討論会などが催されていた.米国の正式な発表には、ウソが多く信頼できるものではない、というのが大旨欧州(ベルギー、フランス、イタリア等)のテレビ討論の結論だ.

実際に10年前の9月11日の事件の時は、仕事を終え真夜中過ぎに自宅へ戻ってテレビをつけたら中継していたので、びっくりしつつ朝まで見てしまった.その時に中継を見ながら思ったことは「米国はテロを予想していて、わざとやらせた」.その数年前に子連れで…

欧州の様々な町を訪ねると、その町の政治の歴史的経緯などが町づくりに反映しているのが良くわかる.それが楽しくて旅行は止められない.

6月にイタリアのボローニャとフィレンツェを訪れた.知らない町なので、ほとんど中心部に安宿を探した.私が旅行をする目的は、「歩き回る」こと.町がどのように形成されているか探ることが、一番おもしろい.事前の知識はほとんどなく(一般的なことのみ…

「村雨橋の闘争」と聞いてピンとくる人々は、残念ながら沢山はいなくなってしまった.これは、当時の横浜市長が先頭に立って、市民、学生、役人達が国と身体を張って闘ったという事実だ.

1972年、時はベトナム戦争が終盤に近づいている頃、アメリカ軍は何トンもある戦車を相模原の基地から、横浜港のノースピアまで持って行き、そこで空母などに載せベトナムへ運ぼうと計画した.ノースピアの入り口には、村雨橋という橋が架かっている.そして…

ギリシャに続き、イタリアも経済危機が問題になっている中、人口550人の小さな町(Filettino)が、独立を宣言した.紙幣まで印刷し、町中で使用可能という.

発端は、中央政府から「1000人以下の市町村は、経費節約のために周りの市町村と合併する方向へ話し合いを始めること」という通達を受け、合併せずに独立を考え始めた.町長が先頭に立ち、資源や人材など様々な角度から独立の可能性を調査した結果、可能であ…

欧州と日本の共通点は、どちらも芸術に通じる職人文化があった事だ.日本は戦争に負けた事が理由なのか、欧州よりはずっと速くその文化が消えようとしている.

最近、またブリュッセルの街並や建物の写真を人に見せたくて、別の写真ブログを再開した.ここの街並の何が美しいかと言うと、沢山の職人が腕にかけた見事な作品の集積だということが解った.もちろん優れた建築家がトップにはいるが.ブリュッセルに限らず…